TMPGEnc-LABO(研究所)

知っておくと便利なこと

フレームとフレームレート

映像ファイルは、パラパラ漫画のように何枚もの絵が連続しているものであり、その中の一枚一枚の絵を「フレーム」といいます。
1秒間におけるフレームの更新枚数を「フレームレート」といい、fps(Frame per Second)という単位が使用されます。フレームレートの数値が高いほど、滑らかに画面表示されます。
通常、DVD や DV(デジタルビデオ)のフレームレートは 29.97fps です。映画、アニメなど毎秒 24 コマで撮影された映像は変換誤差を含めて 23.976fps で作成されます。

フレーム数とフレームレートの確認方法
映像ファイルのフレーム数とフレームレートは、入力設定のクリップリスト画面にて確認することができます。

この例では 1227 フレームという表示になっているので、1227 フレーム(絵)で構成される 40.94 秒の映像ファイルであることが分ります。フレームレートは 29.97fps となっているので、一秒間に 29.97 フレーム描写されることになります。
この映像ファイルを詳しく見てみると 40.94 秒あるることがわかりました(下図参照)。一秒間に 29.97 フレーム更新されるので、40.94(秒)×29.97(fps)=1226.9718 フレームとなり、1227 フレーム表記となっています。


「クリップの情報画面」でも同様にフレームやフレームレートを確認することができます。
 
通常、フレームレートは入力したファイルによって自動判別されますが、「クリップの設定」で変更することも可能です。例えばフレームレートを 1fps にすると、1秒間に1フレーム描写されることなります。
(MPEG ファイルを入力した場合は、フレームレートを変更することはできません。)