詳細設定

詳細設定を行います。
※ 数値を変更すると、再生に問題が発生することもありますのでご注意ください。
※ x264 のパラメータはこちらを参照ください。


Version 22.3 以降は ビデオ > [...その他] > [詳細設定] ボタンをクリックして表示します。



カラープロファイル
テンプレート
カラープロファイルの設定(色空間等)を予め用意されたテンプレートから設定することができます。 [BT.709]、[BT.2020]、[HDR (BT.2100 PQ)]、[HDR (BT.2100 HLG)] から選択することができます。

YUV 形式
出力する映像の色空間のフォーマット 4:2:0 が設定されます。
※ 4:2:0 固定となります。

カラー値範囲
出力する映像の色空間の色階調幅が表示されます。通常は 圧縮レンジ (16〜235) が設定されます。 ソース映像が RGB 等フルレンジの場合以外にフルレンジを設定した場合、色ムラ等が発生する場合があります。ご注意ください。

色ビット/ch
出力する映像の色空間に利用する1ピクセル辺りの量子化ビット数(データの細かさ)が表示されます。通常は 8ビット が設定されます。
数値が高いほど、出力映像の1ピクセル辺りの量子化ビット数が高くなり、高画質となりますが、出力サイズは増加します。
映像エンコーダー:x264 の場合のみ、プロファイル:High 10以上で、8ビット、10ビットが設定可能です。

色空間 (原色/転送特性/マトリクス係数)
出力されるデータの色空間を設定します。
DVD-Video やパソコンで録画される一般的な MPEG は [SMPTE170 M] で設定されます。ハイビジョンデータやデジタル放送などは [ITU-R BT.709] で設定されます。通常、HDRコンテンツなどでは [ITU-R BT.2020、ITU-R BT.2100 PQ/HLG、ITU-R BT.2020 Non-Constant] で設定されます。 入力データと異なる色空間の場合は自動的に変換を行います。(BT.709 範囲まで)

HDR メタデータ設定
YouTube にアップロードする場合など、HDR 動画の判定に必要なカラーメタデータを出力ファイルに付与します。 マスタリングディスプレイの色度座標や最大/最小輝度などの情報を指定可能です。



x264 のパラメータについて

TMPGEnc Movie Plug-in AVC for Premiere Pro で使用されている設定項目と、x264 のパラメータとの比較を以下に記載しております。
一部設定値が x264 と異なる場合がございますのでご注意ください。


  • アスクペト比率(* 画面比の場合、縦横解像度と設定値から適切に[--sar]値を代入します)
  • VBR(固定品質) [--crf]
     (* 0〜100にリマッピング。値が大きいほど高画質)
  • 最大ビットレート [--vbv-maxrate]
  • カラー値範囲 [--range]
  • 色ビット/ch [--input-depth]
  • 色空間(原色) [--colorprim]
  • 色空間(転送特性) [--transfer]
  • 色空間(マトリックス係数) [--colormatrix]