マルチプレクサー
【標準】プリセットのマルチプレクサー設定を行います。
Version 22.3 以降の場合
基本設定
● 出力フォーマット
初期設定では [標準] が選択されています。
標準 |
汎用的な MPEG(H.264/AVC)ファイル向けの設定を行うことができます。
元素材のプロパティに沿って解像度、フレームレートなどが自動で選択されますが、MPEG-4 H.264/AVC (Baseline/Main/High プロファイル&レベル)規格内であれば、解像度、ビットレート、アスペクト比、GOP、詳細設定など、広範囲に設定可能です。 |
※【標準】以外を選択した場合は、【標準】プリセットの設定をベースに、選択した出力フォーマットで設定可能な値をカスタマイズできます。
● システムストリームの形式
用途に応じてストリームの形式を選択します。
初期設定では [MP4] が選択されています。
なし |
映像のみ、または音声のみのエレメンタリストリームです。
映像と音声を別々のファイルとして、それぞれ書き出します。 |
MPEG-2 Transport
(CBR) |
MPEG-4 H.264/AVC 出力時のストリームをトランスポート形式で書き出します。CBR では内部のデータに関わらず見た目のデータレートは CBR になります。
|
MPEG-2 Transport
(VBR) |
MPEG-4 H.264/AVC 出力時のストリームをトランスポート形式で書き出します。VBR ではトランスポートストリーム全体が VBR になります。 |
MPEG-2 Transport
(BDAV Common) |
Blu-ray 規格などで使用されるトランスポートストリーム形式で書き出します。出力されたデータストリームは Blu-ray の BDAV 形式などで使用される形式のストリームとなります。 |
MPEG-2 Transport
(HDMV) |
Blu-ray 規格などで使用されるトランスポートストリーム形式で書き出します。出力されたデータストリームは Blu-ray などで使用される HDMV 形式対応のストリームとなります。 |
MPEG-2 Transport
(AVCHD) |
AVCHD 規格で使用されるトランスポートストリーム形式で書き出します。AVCHD 規格内で用いられる多様な映像・音声の形式を作成する際などに使用します。 |
MP4 |
MPEG-4 H.264/AVC 出力時のストリームを MP4 形式で書き出します。 |
MKV |
MPEG-4 H.264/AVC 出力時のストリームを MKV 形式で書き出します。対応のプレーヤーでのみ再生可能となります。
|
※ 出力フォーマットで【標準】以外を選択した場合は、選択可能なシステムストリームの形式(モバイル機器では対象機器)が変化します。
[MPEG-2 Transport (VBR)] のように(VBR)と記載されたストリームは、ビットレートの可変を許容する設定のものです。(VBR) のストリームにはレート調整モードで[CBR]を選択した映像を入れることもできます。逆に[CBR]が選択されている場合、レート調整モードで[VBR]を選択した場合には、最大ビットレート値にあわせパディングデータが付加され出力されるファイルサイズが大きくなる場合があります。
\出力フォーマット
システムストリームの形式\ |
標準 |
AVCHD |
Blu-ray (BDAV) |
Blu-ray (BDMV) |
モバイル
機器 |
YouTube
機器 |
MPEG-2 Transport (CBR) |
○ |
× |
× |
× |
× |
× |
MPEG-2 Transport (VBR) |
○ |
× |
× |
× |
× |
× |
MPEG-2 Transport (BDAV Common) |
○ |
× |
× |
× |
× |
× |
MPEG-2 Transport (HDMV) |
○ |
× |
○ |
○ |
× |
× |
MPEG-2 Transport (AVCHD) |
○ |
○ |
× |
× |
× |
× |
MP4 |
○ |
× |
× |
× |
× |
○ |
MKV |
○ |
× |
× |
× |
× |
○ |
● 再生互換性を重視
チェックを入れることで、参照フレーム数や、フレームレートや選択可能音声フォーマットなどの設定値を制限します。本オプションにより、再生制限の厳しいハードウェア等での再生互換性を高めることができます。