2010年11月26日―株式会社ペガシス(東京都墨田区両国 海老根崇CEO)は本日、GNUライセンスで提供されるワールドワイドな高品質H.264/AVCエンコーダー、x264の商用ライセンス提供するx264 LLC(米国デラウェア州 Jason Garrett-Glaser代表)と正式に商用利用契約を締結したことを発表します。
ペガシスの高画質ビデオ変換ソフトウェア「TMPGEnc 4.0 XPress(ティーエムペグエンク 4.0 エクスプレス)」の次期後継製品は、国産の市販ソフトウェアとして初めてx264の商用利用契約を取得した製品となります。
YouTubeやFacebook等で採用され、いまや世界中でその存在を知らしめている高品質なH.264エンコーダーであるx264を、ペガシスが10年近く培ってきたインターフェースと組み合わせることで、今後の動画作成に革新をもたらすものと考えています。
ペガシスのビデオ変換ソフトウェアは、パソコンで再生可能な各種動画ファイルを様々な形式に変換、圧縮するためのソフトウェアであり、その手軽なインターフェースは多くのユーザーを魅了してきました。ビデオを手軽に加工し、高画質な動画形式に変換したいというユーザーの目的に、x264の持つ詳細且つ多機能なパラメータとその高品質な機能の組み合わせは、両社の目的に沿うもので有り、当然の帰結として本契約に至ることになりました。
今後もペガシスは、自社の持つ最大の技術向上と共に、動画を扱う多くのユーザーを満足させるべく邁進していきます。
株式会社ペガシスの代表取締役CEOの海老根 崇は次のように述べています。
「当社では約10年前から、動画関連ソフトウェアを自社で開発し、いち早く市場に提供してきました。YouTubeなどの動画共有サイトUstreamなどの配信サイトなど、動画に関する需要は多岐に広がっています。ペガシスでは、自社の技術のみに頼ること無く、多様な要望、需要に高品質で対応できるものは積極的に採用する方針で今日に至りました。x264 LLC との契約を締結できたことは、ユーザーの要求に応えられるだけで無く、ペガシスの製品クオリティにも大きく寄与すると考えています。」
x264 LLCのJason Garrett-Glaser氏は次のように述べています。
「この7年間で、x264は小さなプロジェクトから、世界でもっともパワフルなエンコードソフトウェアとして進化しました。しかしベストとするには、すべての方々に有用とすることが必要だと考えています。我々の商用ライセンスプログラムによって、ペガシスはその製品でx264を使用することが可能となり、これまで以上の多くの人々に、容易で高品質な動画作成をもたらすでしょう。」
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