TMPGEnc Plus 2.57 更新履歴詳細


[Ver.2.57]

●TMPGEnc Plus 2.57の仕様変更におけるご注意点

□TMPGEnc Plus で MPEG ファイルをソースにする場合について
TMPGEnc Plus は 現在の仕様上、独自のMPEG-2 デコーダ機能をもっておらず、Microsoft Windows にインストールされたMPEG-2 デコーダーを Microsoft DirectShow 経由で利用する形で、MPEG-2 ファイルを読み可能となっております。

Microsoft DirectShow は標準では MPEG-2 ファイルの再生をサポートしておりませんが、ユーザーが Windows にソフトウェアDVDプレイヤー等をインストールすることで、MPEG-2 ファイルの再生が可能となります。 Microsoft DirectShow は Microsoft DirectShow対応の各マルチメディア製品をインストールすることで拡張が可能な構造になっておりますが、そのため、ユーザーごとの構成環境によっては、Microsoft DirectShow が不安定な状態になる場合もございます。 そのため TMPGEnc Plus にてMicrosoft DirectShow経由でムービーファイルを読み込んだときの動作に関しましては、保証の限りではございません。

ここで言うムービーファイルとは.avi(Type1 DV形式) .mpg(MPEG-1,2ファイル) .asf .wmv .mov などが含まれます。

Microsoft DirectShow にインストール可能な MPEG-2 デコーダは現在、様々な製品が市販されておりますが、市販されているデコーダーのすべてがTMPGEnc Plus から利用できるとは限りません。 また編集用途には不安定なデコーダも存在しており、これらが 過去のバージョンにおいてのTMPGEnc Plusの動作不安定の一因となっておりました。

TMPGEnc 2.57 では MPEG-2 ファイル読み込みの安定性の向上を図るためCyberLink, Ligos, Sony 社製(アルファベット順)のMPEG-2 デコーダをそれぞれ適した方法で直接デコーダを操作するように仕様変更いたしました。
これにより、確実に特定のデコーダを操作できるようになるため、安定性を向上いたしました。 なお、これらのいずれかのデコーダがインストールされていた場合に限ってTMPGEnc Plus からデコーダをご使用になることができます。この三社製以外のデコーダがインストールされている場合は、TMPGEnc Plus から利用することはできません。

MPEG ファイルには固定ビットレート(CBR) と可変ビットレート (VBR)の二種類でエンコードされているものが存在しますが、Microsoft DirectShow では固定ビットレートの MPEG ファイルしか正常にシークを行うことができません。 そのため正確なシークを必要とする「ソースの範囲」のカット編集などでは、可変ビットレートの MPEG ファイルをソースにした場合正常に編集が行われません。 具体的には、カット編集の切り目で映像や音声がしばらく停止するといった症状が発生します。

Microsoft Windows Media Player 上にて正常にシークを行えないムービーファイルでは、TMPGEnc Plus でも同様に正常にシークをほぼ行えません。

※Sony 社製のMPEG-2デコーダは、Sony 社製のバイオコンピューターの 一部グレード(RXシリーズ等)にプリインストールされています。

※一部ソフトウェアDVDインストーラーをインストールしても、デコーダの仕様によりMicrosoft DirectShow でMPEG-2 ファイルを再生できないものもございます。




□TMPGEnc Plus の MPEG ツールで扱えるMPEGファイルについて

TMPGEnc Plus には MPEG ファイルの加工を行う MPEG ツールが用意されております。 MPEG ツールでは、映像ファイルと音声ファイルを一つのMPEGファイルに多重化、またはMPEGファイルの任意のシーンをカットなどの、加工が出来るようになっています。 これらの加工はすべてバイナリレベルで処理され再圧縮は行われません。

現在市販されている他製品にはMPEG規格から外れたMPEGファイルを生成するものが存在しており、これらの MPEG 規格から外れたファイルは MPEG ツールでは正常に処理出来ないことがあります。 そのため TMPGEnc Plus の MPEG ツールでは TMPGEnc Plus でエンコードされた MPEG ファイルを加工する場合、正常に加工することができますが、TMPGEnc 以外で生成されたMPEG ファイルの場合は、正常に加工することを保証できかねます。

MPEGファイルのカットを行う「結合(カット)」では、カットする開始ポイント・終了ポイントを指定する際のプレビューに Microsoft DirectShow を利用しております。
Microsoft DirectShow では可変ビットレートのMPEGファイルのシークが正しく行えないためカットしたい位置の映像をプレビューに表示しても、必ず表示された映像が指定した位置のものであるとは限りません。 MPEG ツールはユーザーの指定した開始ポイント時刻、終了ポイント時刻の情報を元に加工するため、可変ビットレートのMPEGファイルでは必ずしもプレビューに表示された位置でカットされるとは限りません。
そのため TMPGEnc Plus でエンコードされたMPEG ファイルであっても、それが可変ビットレートの場合、正常にカットされるかは保証いたしかねます。 MPEGファイルの「結合(カット)」では、常に GOP (Group Of Picture) 単位で編集を行う仕様となっており、標準的な MPEG ファイルでは GOP は15フレーム(0.5秒)程度の長さで構成されています。GOPの切り替わり目から外れた位置をユーザーが開始ポイント、終了ポイントに指定した場合、MPEG ツールは自動的に開始/終了ポイントの位置を最も近い GOP の切り替わり目に補正します。
そのため開始ポイントもしくは終了ポイントから数十フレームずれて編集が実行されることがありますのでご注意ください。


●ご注意
・Microsoft,Windows,DirectShowは、米国Microsoft Conporation及びその他の国における登録商標です。
その他の表記されている各種名称、商品名、社名などは各社の商標または登録商標です。